黄色のマタンゴ、狡猾な緑のイチジク
狡猾なひと時を過ごす爺さんマタンゴ、悲しい終わりを迎えるかもしれない地球最大の端っこ民族は、その日がな一日を天候に左右されるほど悲しくひ弱である。鳥が雨に打たれて朽ちる死体となる夢が降ってくる街。崖っぷちでタバコを吸おう。そうだ天気が勇ましいから。今日は日向でセックスをしよう。だって天気が健康なので。明日は土管で宇宙船ごっこを、昨日は箒で戦争ごっこを。だって天気が簡単なテレビの色をしているのだから。いつまでも宇宙に間違いはないのだ。綺麗な短冊が落ちてくる。積み木が空を飛ぶ街、悲しいお母さんのチミドロ笑顔も箒星に乗って、1000年、また1000年と時間を越えて、空を越え、時を声、時空列をかき乱し、汽車のチーズは逆さまに溶けるのである。めでたし、めでたし。また終わり。


